_先輩ストーリー
ダイナンが誇る、人と手。

いつか「Made in Dainan」を、みんなで。

サンプル室/長尾真理子

2005年入社

やりたいことは、いつか叶う。

専門学校の時、あるハイブランドのコレクションを見て、服って面白いなって思ったんですよね。「何かを表現する手立てが、服にはあるのかな」って。で、縫製工場を探していた時に、自宅から近いダイナンを知り入社しました。当時はまだスポーツウェアや子供服の扱いがほとんどで、10年くらい働いて、一度離れました。 会社が嫌だったというわけではないです。レベルアップしたいな、環境を変えなきゃいけないな、と。結局1年くらいで戻ってきちゃいましたが(笑)。 戻ってきたタイミングで、なんと憧れのハイブランドからの依頼がありました。「ダイナンで縫えますか?」って。頑張りたいな、と思い試行錯誤しましたね。やりたいと思ったことって、いつか叶うんだな、運がいいな、って思います。

環境は、ずいぶん改善されたと思っています。変えないといけない、変えよう!という社長の意欲と姿勢を感じますね。目先の損得や自分の利益だけでなく、志で動く、っていうんですかね。みんなはどうか分かりませんが(笑)、私は自由に意見も言わせてもらえてます。

責任感と、野心。

サンプル室は、メーカーさんから依頼があって、作ったパターンで裁断して、組み立てをしている感じです。一枚縫う分にはなんとでもなるんですけれど、量産となった際、なるべく不良を防がないと量産の工場としては成り立たないので、意に沿うように仕上げることはもちろん、決められた予算の中で利益が出るようにするには?を、常に頭に置いていますね。

仕事は年々、チャレンジの機会が増えてると思います。依頼されたことを、一つ一つ丁寧にやっていくのも大事な仕事だと思うんですけれど、「こういう会社が縫ってくれてるんだ」っていうブランドになれたらいいのにな、とは考えていますね。「MADE IN Dainan」みたいな…。個人ではなく、みんなでやってみたくて戻ってきてるっていうのもあると感じています。人がしていないこと。普通しないよね、っていうようなことをやって、面白い会社だな、って思ってもらえたらいいですね。